自転車☆妄想日記: 4月 2011

2011-04-28

単独じゃないツーリング 再び

昨日、数少ない友人の中で更に数少ないロード乗りのトニ山さんとプチツーリングに行ってきた。目的は「FELT F1」の試し乗りである。

そう、実は先週末、既にF1は組みあがっていたのだった。組み立て日記の方はどうなったんだ、という声もあるかもしれない。こちらの方は現在作成中であり、近い内にアップする予定である。要するに、書くことが多くて結構めんどくさいので後回しにしているのだ。申し訳無い。

閑話休題、今回のツーリングはトニ山さんが翌日が仕事であるということと、F1に万が一問題があった場合を考えて、「カフェ・ツーリング」にすることにした。要するに、ちょっと走って、メシを食らい、茶をすすって談笑して帰ってくるという、硬派な自転車乗りの方々から見たら軟弱な催しである。



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さて、その軟弱者の催しは、自宅のある東京都大田区から第二京浜をひた走り、横浜の中華街でナニをするというものだった。片道20キロに満たないわけだから、出発時刻も何せ遅い。11時半である。第二京浜の善き所で集合した僕達は、アウトしたばかりの完成車を見ながら、世間話をした。その際、キャリパーブレーキ初心者の僕は、ブレーキのセッティングを調整をしてもらった。ブレーキがひどく緩い状態だったのだ。

横で見てると、ブレーキパッドをある程度手で押さえながら、ワイヤーの仮止めをしている。そうか、そりゃそうだよな、とナットク。やはり経験者は違うね。とはいえ、このやり方を全く思いつかなかった自分が馬鹿に思えた。

さて、横浜に向かって走り始めて気付いた。何だか全然進まないぞ?当日は向かい風だったが、どうもそれだけではない。何かペダリングがしっくり来ない。走りながら考えてみたら、要するにサドルのポジションを調整するのを忘れていた。低すぎたせいで、太もも前側を総動員して漕いでいたのだ。これでは膝にくるし、トルクが出せない。これに気付いた時には、すでに横浜の赤レンガ倉庫に到着していた、気づくのが遅すぎる・・・・・。

僕らは、中華街でメシを食い、元町でカフェをした。時間は飛ぶように過ぎていった。その間、僕はしきりに峠のヒルクライムに素晴らしさを語り、トニ山さんを困惑させていた。つまり、峠勧誘である。これは自転車乗りの誰もが通る道程であり、決して避けることは出来ないのだ・・・・・・。



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さてその帰り。帰宅前に某ショップの二子玉川店に寄ることになり、道に詳しいトニ山さんが前を牽いてくれた。行きは向かい風だったわけだから、帰りは当然追い風である。しかも、下り基調である。普段は出ない速度で、しかも前を引いてもらった僕はものすごく快適だった。

「トニ山さん、こりゃ速度も出て楽しいねえ!」

「・・・・・・・・。」

もっと速い段階で前を交代すればよかったなあ。すいません、トニ山さん。

さて、ここで更に気付いたことがある。自転車改造中、ほとんどこういった自転車には乗っていなかったから、僕は自転車のペダリングを忘れていたのだった。具体的に言えば、膝下は出来るだけリラックスしなければいけないのに、平地でもパンパン。体幹も動員できてない感じだ。それが何となく良くなってきたのは、ニコタマからの帰り、また向かい風で前を牽く時だった。 膝ではなく、脚の付け根を上下させるのと、膝下を脱力するのを意識することが出来た。トルクを掛けようとする時、逆に出来るだけ脱力を意識すると、うまくハマることがあるのだ。そして大分ペダリングがよくなった所で帰宅。





初乗りの時は普通、インプレの一発もかますのが普通だと思う。しかしながら、僕は上記の様な状態である。つまり、まともなインプレが出来る状態では無かったのだ。もうちょっと走れるようになったら、詳細はインプレしたいと思う。折角の新フレームなのだから。

最後に、トニ山さんに感謝。いろいろご協力ありがとうございました。