自転車に乗り始めの頃、人が自転車に乗っているのを見て、こう思っていた。
みんな、きれいにペダリングしてるなあ、それに比べて、なんで僕はギクシャクしているんだろうか?と。
自転車に乗ってる最中、ふと下をみると、膝の軌道が明らかに違う。
足の裏の踏み位置が左右まるで違う。
坂を登ったり、強くペダルを踏み続けると、腰の片方が激しく痛くなる。
乗り始めの素人にも、さすがにそれは体感できた。僕の場合、左脚の違和感と左腰の痛みがひどかった。左脚で踏んでる感じがしなかった。そして、体の何をどうしてもそれは改善しなかった。おそらく、このアンバランスは、自転車に乗り始める以前からの癖だったと思う。
そういうものだと思って諦めるか、痛みは我慢すればいいや。
そう思っていた、半年ほど前までは。
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丁度その一年前頃から、僕はレースに参加し始めた。そして感じたのは、はっきりとしたレベルの差。特に、登攀では全く歯が立たない。さて何が違うか?その当時僕が出した結論は、以下の点だった。
- 太りすぎ。減量して体脂肪率を減らせば、登りは改善するはず(この頃、体重72キロ、体脂肪率、24パーセントw)。
- ペダリングの改善。フミフミから回すペダリングへ。また、左右均等に踏めるようにするべし。
- 左腰の痛みの改善。
太りすぎの方は現在の所、64キロ前後、体脂肪率は17パーセントという所まで改善した。予想通り、登りは格段にラクになった。今後は少しずつ体脂肪率を落とすことで、より登攀力はあがっていくことが予想される。
ちなみに、ベンチマークとして、ヤビツ峠のタイム(交差点から)は減量前ベストでおおよそ50分。減量後はまだ測りにいっていないが、ちょっと楽しみにしている。タイムを計測したら、このブログに書くと思う。
さて、もう一方のペダリングと左腰の痛みについて。
実はその後、ペダリングも症状も悪化してしまう。もう、何が均等だかわからない上に、痛みは激しさを増し、ついには日常的に痛むようになってしまった。そしてある日の風呂上り、鏡をみて愕然とする。
体が右方向に弓なりに曲がってしまっていた!
さすがに素人でもこれはハッキリわかった、「激しく、やばい」と。「もう自転車以前にやばい」。
そこから、僕の整体通いが始まり、今に至る。で、今どうなったのか?実は、まだ治療中で完治はしていない。しかし、改善しつつある。
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次回以降、このプロセスについて、詳しく書いていきたいと思う。
先に結論を言ってしまうと、「自分は専門家ではないから、難しいことは医者に任せてしまおう。」というスタンスではダメで、自分もしっかり調べなくてはいけない、ということを学んだ。また、諦めずつづけていくことが大事だ、と。
自転車にのっている方で、腰痛や膝痛に悩んでいる方は多いと思う。このブログを読んで、すぐさまそれが改善するとは思わない。でも、「もう仕方ないや」と諦めている方が、もう一度チャレンジしようと思っていただければ、稚拙な文章を晒すことに価値があったといえる。
速い、遅い、の前に、気持ちのいい自転車生活。これが大事なんだなあ、と、最近つくづくそう思っている。
次回は、「話し合いって大事(笑)」。乞うご期待。