自転車☆妄想日記: 1月 2013

2013-01-30

全く役に立たない無印CX組み立て方法 part1

去年の秋に入手した「中華無印シクロクロスカーボンフレーム」(以下、無印CX)で使うパーツがボチボチ集まってきたので、組み付けをはじめた。



で、途端に作業ストップ!




今回のフレームは悪名高きBB30仕様で、対応したクランクセットが必要になる。しかし、BB30仕様で値ごろなシクロクロス用クランクなど殆ど無い!どうしてBB30を採用したのか、中華メーカーに聞いて見たい、というか発注の途中で変更されたのだが。そのクダリはまた機会があったら。

そういうわけで、BB30をシマノのホローテックⅡ用に変換するアダプターを使うことになった(これ)。というか、以前間違えて買って工具箱の隅で眠っていたのを使ったという経緯。


これがその例のやつです。




問題はこれ自体ではなく、これに付属する赤いスペーサーだった。スペーサーがきつすぎて、クランクの軸が全く通らないのだ。それどころか、無理にはめようとしたら、取れなくなってしまった・・・・。幾らなんでも精度が悪すぎる。しかたがないので、ラジオペンチでむしるようにスペーサーを取り外した。ちなみにこの赤いスペーサーがないと、クランクはガタがでて装着できない、つまりこのスペーサーは必須のパーツだった。

僕は頭の中で、「これは欠陥といっていいのではないだろうか?」と思ったが、声に出してはいわなかった。チェーンリング・プレッシャープラグ(*1)等の良品を送り出しているKCNC様に何か問題などあろうはずもない・・・。僕は頭の中の妄念を振り払った。

むしるようにとりはずしたアレ。

壊れたアレと壊れる前のアレ
(壊れてはいないけど、割れてます。)

仕方がないので、近くの某自転車ショップでスペーサーを発注(その前に、メーカーにメールで補修部品の有無は確かめてある)。そして、待つこと半月にして、ようやく入荷。

ネットで調べた情報によると、最悪紙やすりで削って調整、なんて話も書かれていたりする。内心そんなハメに陥りたくなかった僕は、祈るような気持ちでクランクのシャフトをそっとスペーサーに通すと・・・・、あれ?

今度はすんなりと通っていった。さすがに苦情が多くて、メーカーも改良してきたか、それとも今回は運がよかったのか?

それでも逆側はキツめだったので、スペーサーをベアリング(簡単に取り外し可能)に押し付けた状態で、今度はベアリングごとプラハンで軽く叩いて圧入。なんとか、クランクの取り付けに成功した。


これがクランク取り付け後、左側から撮った写真。


と、単なるクランクの取り付けだけで一ヶ月近く掛かってしまった。

なぜ最初にクランクを付ける?という疑問もあると思うが、これは作業性ではなく諸事情からそうなってしまった。やりやすい組み付け手順でないのは自覚している。

ちなみに、フロントフォークとシートポストはすでに切断して、装着してある。切断用のガイドがどこかにいってしまったので、フリーハンドで適当に切ってしまった。実は、フォークもポストも切断面が平行である必要は全くない。それより気をつけるべきは、後戻りできないほど短く切ってしまわないようにすることだと思う。

こんな感じで、フォークもポストも、そして煩わしい人間関係も、僕はぶったぎったのだった(ウソ)。
今の不安要素は、ホイールを準備していないことだが、構わず組み付けを続けることにする。

では。



*1 KCNCのプレッシャーアンカーは本気で名品です。これ以外のプレッシャーアンカーは買って使う気になれません。

2013-01-22

FaceBookと連動してみた。

特に読者が多いわけでもなく、特に有用でもないこのブログも、時流に乗ってFaceBookと連動してみた。

以外と簡単だった。
道理で、みんなつかうわけだ、と、やってみて納得。


次のリンク先のサイトで、このサイトのURLを入力すれば、「いいねボタン」用のコードを生成することが出来る。あとは、そのコードを自分の好きな場所に貼り付ければOK(Bloggerの場合は、ガジェットの「HTML/Javascript」がよい)。


Facebook いいねボタン生成サイト


でも、個人的にはツイッターの方がよく使うのです。
次回は、無駄にツイッターと連動させて見ましょうか。


ではまた。

2013-01-19

ドーピング

去年、ランスが永久追放になって、まず思ったこと。


これで今後は日本人がプロチームに入りやすくなるな、というだった。


これは個人の勝手な思い込みかもしれないが、日本人選手は「クリーン」だというイメージがあり、逆にそういった理由から、これまで日本人はプロチームから敬遠されがちだったのではないか?と思っていたからだ。


こういう言い方は色々な意味で失礼にあたるのは承知している。が、一方でドーピングをしてないやつは遅れている、なんて差別的な感覚があったらしいことに憤りをかんじているので、なおさらそういった思考になってしまう。


「クリーンである国の選手」、それはかつてのヨーロッパからみれば、先端のロードレースを知らない遅れた国、という感覚だったかもしれない。でも、今後はそれを逆手にとって、「遅れている国の選手」が、薬に塗れた自称ベテラン選手(達)をガンガン追い越してほしいと思っている。


ドーピングがいけない理由。自分はドーピング自体はそんなに悪いことだと思っていない。いや、もっと正確にいうと、いい大人なんだから、自分の体に障害が残るのはわかるだろう。それを判っていてやるんなら、自己責任で勝手にやれよ、と思っている。でも、ドーピング行為は反対だ。その理由は、やってない選手に対して「フェア」でないからだ。ましてやそれを押し付けたり、逆にハブったりなど、言語道断だ。


それともかく、どんな契機であれ、日本の選手はどんどん海外にいって活躍してほしい。JTPで勝ったのに、アジアツアーで活躍したのに、プロ・プロコンチームは引っ張っていかないという現状にはちょっとムカムカきていた。

JPTの運営がどうの、日本にいる選手はやる気がどうの、という自省なんかはどうでもいいから、「オレたちは速いんだ、なんで雇わないのか?」という気持ちで丁度いいと思う。応援してます。




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その一方。


こういう出来事があって、即座に「日本人がプロチームに入りやすくなるな」と思ってしまった自分を省みるに、もう昔みたいな純粋性はないんだな、そういう風にしか受け取れないんだな、とちょっとさびしく思った(昔から純粋ではなかったかもしれないがw)。


最後はしんみりと終了。










だんだん回せるようになってきた。 その2

前回の続き。もうちょっとだけ、回すことについて書いてみる。

回す、といっても、自分が目指しているのは、軽いギアをスカスカ回す、ことではなく、均等でムラがないぺダリング。

このぺダリングの恩恵は勿論、ロードでも受けられるけど、もしかすると、オフロードの方が大きいかもしれない。


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去年辺りから、ボチボチCXで川原なんかを走り始めたけど、路面状況が悪くなるほど、減速してしまうというを感じていた。最初は「もっとパワーをあげなくては」なんて、シャカリキに踏みまくっていたけど、どうもそういうことではないような気がしはじめたのが去年の秋。その頃丁度、ぺダリングについて考え始めていて、その辺りがリンクしてきた。

激しい凹凸についてはちょっと話は違ってくると思うけど、ひび割れてざらざらになったアスファルトや、小石の混じる土の路面なんかでは、軽くクルクル回すより、ちょっとギアが重くても満遍なく圧が掛かったぺダリングの方がスムースに進んでくれるようだ(これはこれでツライので、長く走るにはやっぱりトレーニングが必要だけれど)。


自分のような貧脚では速くは走れないが、少なくとも抵抗感をうまく流しているような感じで走れるのは確認できた。


また、ムラがないぺダリングが出来ていると、足裏に路面の状況を振動で感じる。スカスカではペダルに圧が掛からないので振動が伝わらないし、ムラがあったり過剰な圧がかかっていれば、振動を押し殺してしまう。


こういった方向のぺダリングを一言でいうなら、「速い」ペダリングではなく、「強く、うまい」ぺダリングといった感じだろうか?


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「ムラのない」ぺダリングについて話すのは、ネットで見る限りはMTB乗りの人が多いように思う。ロード乗りの人は「回す」ことについては語るけど、「ムラのない」ぺダリングについては触れないことが多い。


ロード乗りより、MTBやシクロクロス乗りの方が、路面コンディションが悪いところを走るので、特にこういったぺダリングについて含蓄が深いのは当然なのかもしれない。


ともあれ、こういったぺダリングが絶対的な速度向上に即効性があるかどうかはわからないが、路面や傾斜、場合によっては向かい風などの周りの環境に左右されづらいことであるのは確かだ。そして、不思議なことに気分がすごくいい。路面がひどくてどんどん減速していってしまうのが、自分で思っていた以上に気持ちを下げていたのかもしれない。


結論は、自転車のるなら、気分よく。それが例え雨や雪やでこぼこの道でも。といった辺りで。

2013-01-18

だんだん回せるようになってきた。

去年は秋から体調不良や故障があって治療に専念していた。

その時から、崩れまくっていた左右と前後のバランスと矯正しようということで高負荷のトレーニングは避け、とにかくスムーズに回せるよいぺダリングにトライしてきた。

その結果として、少しずつぺダリングが改善しつつある。




まず左右のバランスに関しては、サドルの座る位置を左寄りにしてみた。自分ではまっすぐと思っていても、体や骨盤自体がゆがんでしまってまっすぐに座れていないのではないかと思ったからだ。

これは効果テキメンだった。いまま右の骨盤に偏っていた圧力が分散されて、ぺダリングの際に落ちていく膝がかなりスムースになった。結果、片側の腰だけ痛むといったこともかなり少なくなっている。また、片側によっていたことによって上半身も無理な力が入っていたが、これもかなり軽減した。

素直に膝が落ちていくようになると、当然ぺダリングにも影響が大きい。ペダルに当たる足裏の箇所が両足とも内側になる。以前は、右脚が内側、左脚は外側の重心がきており、かなりぺダリングの度にギクシャクしていたので、これが改善できたのはよかった。

また、膝下の前側にガッチガチに力が入る癖があり、これがスムーズな引き足を阻害していたが、踏むポイントをつま先にするのはやめて、母指球から土踏まずの辺りを中心に足裏全体で踏むようなイメージを持つことによって、踏み、引きともに満遍なく力が掛かった「回せている」状態になってきている。



とはいえ、体のくせはそう簡単には抜けず、朝軽くストレッチしてから自転車に乗ってもその時点では体はガチガチで左右はバラバラの状態でスタートしている。その状態から、まず座る位置を確認して、上半身の力を意識して抜いて、膝下をリラックス。軽い回転で回しながらも足裏全体に軽く圧を感じながら、脚の軌道、具体的には膝の軌道をチェックしつつ、少し体が温まってきたら、また最初に戻り・・・・みたいな感じで、繰り返しチェックしながら体を温めていく。

腰周りのインナーマッスル群が温まると楽に強い前傾が取れるようになるが、ここまでに大体30分近く掛かってしまう。そこからギアを一枚づつあげながら、最初の回せてる感覚の時と同じように筋肉が動かせているか確かめる。そうこうしてる内に、行きは会社についてしまう。実質、いい感じで回せているのは正味10分ない位だろうか?

帰りはわざとギアを重めにして、筋肉の動きに注意しながら回したり、緩い坂で踏み踏みにならないように回しながら走ったりと、バリエーションを付けてみたり。

今のところ、重いギアだと回せずに踏み踏みになってしまう為、回せるようになったら、一枚だけ上げて回せるようにチャレンジする、というのをじっくり行っている。


さて、この取り組みを去年の秋頃からはじめて、実は最高速度や巡航速度が向上しているかと言えば、そのあたりは殆ど向上していない。しかし、他の部分でいろいろなメリットを感じている。それは例えば、


ペダリングがスムースになり、なんだか自転車にのるのが楽しく、気持ちいい。


ということや、


荒れた舗装路でも減速しづらくなってきた。


ことや、


丁寧に回しながら坂を登ると、脚へのダメージが減る上に、ペースが持ちやすい。


なんていうことがある。


より重いギアをしっかり回せるようになれば、平地巡航力も自然に上がってくるのではないだろうか?


去年は速くなりたい一身で、とにかく全開で走らなければいけない!なんて思っていたけど、実は自分自身、その先には発展性はあまり感じていなかった。

左腰の故障がどうにもならなくなって、まじめにペダリングを考えはじめてペダリングの見直しはじめたけど、今はこの方向性にすごく発展性を感じている。この流れを極めていけば、楽しく速く走れるようになりそうだな、と。

また、きれいでスムースなペダリングが出来るってことは、将来レースに出れない位年を取っても、楽しくツーリングをすることが出来るってことで、それはそれで素晴らしいことだ(ていうか、そっちの方が時間が長いかもw)。



ともあれ、冬の間はこの流れで少しずつ回せるギアを上げていき、春先から夏にかけては減量。そして今年こそ、ピークを秋にもっていけるように焦らず調整していきたい(そんな風に思っていて、去年は秋こけたからなー)。



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あ、はやくescapeを改造しないと、新しいシクロクロスを組めないなあ・・・・(流用するパーツがあるので)。


escapeのリアディスク化は一旦ぺンディングにして、まずフラバ・シングル化します。けど、ディスク化は必ずチャレンジしますんで、気長に待っていてください(待ってる人がいるかわからんけど)。

2013-01-15

雪道を走ってみた

先日は東京も大雪だった。

何しろ北国と違って、こっちでは貴重な経験で逃す手はない。ということで、シクロクロスで走ってみた。本当は川原まで行ってガンガン走るつもりだったが、所用があったため、近所を少し走るにとどめた(残念だ)。

さて、自分のバイクのタイヤは、フロント32cのMud Wrestler、リア32cのCG-CXというちょっとアンバランスな組み合わせだ(組み合わせに特別な意図はない)。



で、雪道を走ってみた感想。

  1. 降り始めの踏まれていない雪を走るのは、砂浜を走るのに似ていた。ということで、リアにがっつり重心を掛けるぺダリングが有効。といっても、砂地と同じで中々進まないし、ハンドルを取られないようにコントロールするのは骨が折れる。ドロップハンドルであることは、前過重という意味ではデメリット。
  2. 登りは1の理由から、難易度が低い。ただし、下りは重心が前になりやすい為、フロントが埋まってしまってまず走ることが出来ない。自分の場合は、普通に担ぎ走りに切り替えた。MTBの上級者は雪の下りでも走ることが出来るのだろうか?機会があったら、是非きいてみたい。
  3. 予想通り、ディスクブレーキは相当に有効。
  4. 自分のタイヤは、少々雪をつかみきれていない感じがあった。もっとゴツイブロックのタイヤのほうがよいかもしれない。タイヤ幅ももっと太いほうがより安定するだろう。
  5. 若干踏まれた雪と、踏まれすぎてアイスバーンになった雪が混在している場所では、CXのタイヤでは少々ツライし、速度を出すことが出来ない。スパイクタイヤならアイスバーンでもガツガツグリップしそう。ちょっと欲しくなった(でも、種類が少ないんだよな・・・)。

結論からいうと、安全に雪道を走るなら、ごついブロックタイヤかスパイクタイヤをはいたMTBの方がいいんではないだろうか?CXでは少々難易度が高いと感じた。特にアイスバーン化しやすい都会のボタ雪では、グリップが高くないと普段使いはムリ。


というわけで、段々MTBも欲しくなって着てしまっている自分がいる・・・、やばい。


それはともかく。


機会があれば、山岳サイクリングとか、雪上での経験がある人に話を聞いてみたいけど、まあ、中々いないなあ。などと雪にこだわっているのも、実はひがしね雪まつりシクロクロスにちょっと出てみたいという願望がちょっとあるからで。

ひがしね雪まつりシクロクロス
http://youtu.be/J2cjxTwDZ5M

シクロクロスの人、二人しかいないじゃないかw




2013-01-10

気づいたら、年が明けていた。

新年明けましておめでとうございます。



去年の秋口から体調が悪く、自転車に乗るのも週に1回ほどのジテツウのみ。そんな感じで妄想だけは膨らませていたものの、改造もレースもほぼ停止状態だったので、更新が久しぶりになりました。

原因不明の下っ腹の気だるさはまだ取れないですが、これ以上悪くなることもなさそうなのでジテツウも毎日に解禁し、こっそり入手したシクロクロスフレームとパーツ類も揃い始め、今年の自転車シーズンも開幕と言った所です。


今年はとりあえず、シクロクロス(中華カーボンかつディスクという無謀な試み)の組み付けからはじめて、終わったら中断していたディスク台座の取り付け(?)にチャレンジする予定です。

レース活動は復帰。今年こそ昇格を目指したい(笑)

健康については、去年の通院の殆どが不発に終わった今(整体は効果あったけど)、さて、続ける意味があるか、今思案中です。



何はともあれ、今年も妄想を膨らまして、現実の中に放り込み続けたい、と思っております。今年もよろしくお願いいたします。