自転車☆妄想日記: Bike Impression - Cannondale CAAD8 7 Sora

2012-09-19

Bike Impression - Cannondale CAAD8 7 Sora

自転車の乗り味の違いが、気になり始めた年頃・・・。

そう、秋になると違いが気になってしようがない、かどうかは分からないが。次のバイクを選ぶ為に色々な種類のバイクを乗っておきたい、と思っている。鉄・チタン・アルミ・カーボン、何でもきやがれ(来ないから行く事にした)。

そんなわけで、近所の某大手ショップYで表題のCAAD8を試乗してきた。試乗時間はたったの30分だったが、多摩川の河川敷で本気で走ってみた(普段は危ないから絶対やらないけど)。


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インプレの前に、自分のCannondaleに対する思いを語っておきたい。

自分の短い自転車歴で所有した(している)バイクは3台。その内一台はカーボンで、買って半年もしない内に盗まれてしまった。他の二台は二つともアルミフレームである。

つまり、自分の自転車歴の殆どはアルミフレームと共に過ごしたと言っても過言ではない。そのアルミフレームの最高峰といえば、言わずとしれた、Cannondaleなのである。アルミを超えたアルミ、アルミの前にアルミ無く、アルミの後にアルミなし。「アルミバイクを買うなら、Cannondaleを買っとけば間違いないよ!」と仰るプロのレビューア様、の群れ、群れ、群れ。

さして自転車歴が長くも無いバイク初心者の自分が、Cannondaleに憧憬を抱くようになるのは、ごく自然な話だったろう・・・。

えー、要するに、エントリーモデルとはいえ、「Cannondaleに手抜き無し!(決め付け)」と、すごく期待していたのだった。

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長くなるので、インプレに移ることにする。
正直ポジションが出ていないので、立ち漕ぎメインで走った(三分の一位は立ち漕ぎだった)。ポジションが出ていないというのはインプレにおいてはご法度なので、その点を考慮してインプレを読んでいただきたい。

快適性

フロントフォークはカーボン製でよく出来ている。微振動を低減し、大きな段差はしっかり角を丸くしている。時間が無かったので、急な下りでどれだけ安全に曲がれるか試せなかったのは残念だった。

リアもアルミの乗り味というより、カーボンに近い。よく振動を殺していた。アルミでこんなにやれるのか、とちょっと驚く。さすがCannondale。初めてロードバイクに乗った人は、「イメージと違うじゃん。」と思うに違いない。

快適性の向上に、25c(あるいは28cか?)のタイヤは一役買っているだろう。

剛性

強く踏むとボヤっとした踏み応え返ってくる。要するに、反応が悪い。かといって、しなるわけでもない。正直、Escapeの方がパイプが太くて硬い分、反応性は高い。

この踏み応えの悪さが、快適性のポジティブな面を消してしまっていると思う。

こうなると、タイヤの太さもむしろ細くしたほうがいいのではないか?と思ってしまった。

操作性

ハンドリングは可もなく、不可もなく、クイックでもなく、ダルいわけでもない。
それとSoraのSTIを初めて使ったが、ちょっと作りがチープだと感じてしまった。そして、シフトアップのスイッチがかなり押しにくい。

総評(3)

初めてロードバイクを買う人が期待してるのは、普通の自転車ではありえない速度が出せるという「爽快感」だと思う。のんびりポタリングしたい人は、まずクロスバイクかMTB(あるいはクロモリのロードか)を買うことの方が多いだろう。それを考えると、少々の快適性を犠牲にしてでも、もう少しエッジのきいた味付けにした方が良いのではないだろうか?

個人的には、アルミではありえない快適性(カーボンや他の金属にはかなわないまでも)とアルミならではシャープな乗り味の両立を期待していただけに、強く踏み込んだ時のもっさり感は残念だった。

パーツ交換を視野に入れるとすれば、タイヤを23cの幅のものに変更すれば、もっとエッジの効いた乗り味になるだろう。ちょっと値が張るが、チューブラーにホイールをアップグレードして空気圧を低めにセッティングすれば、快適性も反応性も向上するだろう。

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今回のCAAD8に関しては手厳しい意見になってしまった。とはいえ、Cannondaleはデザインやラインナップも自分の好みにマッチしているメーカーなので期待が大きく、評価が厳しくなった面もある。

もしCAAD10に乗る機会があったら、是非比較してインプレしたいと思う。

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